細いエナメル線が暴れない!シャーペンに付ける3Dプリント治具を公開します

3D

この記事で紹介するもの

0.1mm²くらいの細いエナメル線って、はんだ付けしようとすると

  • ピンセットから逃げる
  • 指で押さえると手が震える
  • 台にテープで貼ると位置合わせが面倒

…みたいなイライラがありませんか?

この記事では、シャーペンに取り付けてエナメル線をしっかり固定できる3Dプリント治具を紹介します。
STLデータも無料で配布するので、同じ悩みを持っている人はぜひ使ってみてください。
使ってみた感想、改善アイデアなどあれば改善したいと思っています。


完成イメージ

  • ベースは普通のシャーペン
  • 消しゴム側に3Dプリントしたパーツを取り付け
  • ボビンにエナメル線を巻き付けてテンションをかけることで、先端でピタッと固定

というシンプルな構造です。


どういうシーンで便利か

私がよく使うのは、例えばこんな場面です。

  • 基板から細いエナメル線を引き出すとき
  • 小さな基板へのジャンパ配線
  • コネクタの端子に細線を直接はんだ付けするとき

ペンの形状になっていて線が暴れないので、とにかく作業が安定します。


STLデータのダウンロード

STLデータは以下からダウンロードできます。

👉 【STLダウンロード】
https://outer-purgatoly.booth.pm/items/7649694

利用条件

  • 個人利用:OK
  • 商用利用:NG
  • データの再配布:NG
    (Xのメンション or この記事 or オリジナル配布ページへのリンクで紹介してください)

必要なもの

今回使っているものはこんな感じです。

  • 3Dプリンタ
  • フィラメント:PLA / PETG などお好みで
  • 手元にあるシャーペン(消しゴムの径が3.5mm前後のもの)
  • 0.1mm² 前後のエナメル線

対応するシャーペンについて

私が使っているのは

百均で適当に買ったシャーペン

です。
消しゴムの径が違う場合は、STLを少しスケール変更して調整してください。

対応するボビンについて

KAWAGUCHI(カワグチ) 手芸用品 水平ガマ用ボビン ブラザー厚型タイプ 08-315

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このボビンを前提に設計しています。


3Dプリントの設定例

プリント条件の一例です。
お使いのプリンタやフィラメントに合わせて微調整してください。

  • 積層ピッチ:0.2mm
  • インフィル:50%
  • 壁厚:2〜3周
  • サポート:底面のみ

ポイント:
力がかかる部分なので、レイヤー方向に割れないような向きで配置すると安心です。
3Dプリントも時間がかからないので消耗品だと思ってもらえれば。


使い方

  1. シャーペンに取り付ける
  • シャーペンの消しゴムを取り外し、治具を差し込みます。
  • ゆるい場合はマスキングテープを1周巻いてから差し込むとフィットしやすいです。
  1. エナメル線をセットする
  • ボビンにエナメル線を巻き付けます
  • エナメル線を治具のスリットに通し、ペン先まで通します。
  • ペン先側には、はんだ付けしたい位置を合わせておきます。
  1. 角度を調整する
  • ペンを持ちやすい角度に回して、作業しやすい向きに調整します。
  • 必要なら、もう片方の手で軽く添えて位置を微調整。
  1. はんだ付けする
  • あとはいつも通り、コテとはんだを使って作業するだけ。
  • 線が勝手に動かないので、細かい部分でも落ち着いて作業できます。

工夫したポイント

  • ペンの先から出る形にしたことで、
  • どの作業姿勢でも持ち替えやすい
  • 作業台のスペースをほとんど取らない
  • 線を引っ張りすぎてちぎるリスクが減る

アイデア自体は私の師匠からいただきました。


注意点

  • エナメル線を強く引っ張りすぎると断線の原因になります。
    → 軽くピンと張る程度で止めてください。
  • ペン先に近い位置ではんだ付けするときは、
    → プラスチック部分をコテ先で触らないように注意(溶けます)
  • 印刷直後はバリが残っていることがあります。
    → エッジが立っている部分は軽くヤスリをかけると扱いやすいです。

よくありそうな質問(Q&A)

Q. 他のペンでも使えますか?
A. 消しゴム径が近ければそのまま使えます。合わない場合は、STLを編集してみてください。

Q. 0.08mm²より太い/細い線でも使えますか?
A. ある程度は対応できますが、シャーペンの芯の径より太いものには対応できません、当然ですが。

Q. 3Dプリンタを持っていないのですが…
A. Boothで販売もしています。
材料費や電気代など含めて5個500円です。
https://outer-purgatoly.booth.pm/items/7649789


まとめ

  • 細いエナメル線のはんだ付けは、とにかく「線が暴れないこと」が大事
  • シャーペン+3Dプリント治具で、好きな角度・姿勢で安定して固定できるようになります
  • STLデータを無料公開しているので、同じように悩んでいる人はぜひ試してみてください

もし使ってみて良かったら、

  • SNSやブログで紹介してもらえると嬉しいです✨
  • Xのメンションなどで感想もらえると、次の改良のモチベになります!

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